18日に東栄の大千瀬川でアユ釣り解禁

2019/05/01 00:00(公開)
昨年行われた釣ったアユの買い取り=東栄町中設楽で(昨年5月12日撮影)
昨年行われた釣ったアユの買い取り=東栄町中設楽で(昨年5月12日撮影)
 東栄町の大千瀬川で18日、今年もアユの友釣りが解禁される。同所で釣れるアユは「振草川の鮎」として2年前に全国的な食べ比べ会でグランプリを獲得。地元の漁協は今年も、釣ったアユを買い取って店頭販売や飲食店に流通し、販売する。
 天竜川水系の大千瀬川は、町内の東西長さ12㌔にわたって流れる。毎年、町内外の愛好家が訪れて友釣りを楽しんでいる。食べ比べ会「全国清流めぐり利き鮎会」では17年にグランプリ、11、13年の2回は準グランプリを獲得している。
 地元の振草川漁業協同組合(和合克美組合長)は昨年、愛好家たちが釣った魚を流通させようと買取制度を導入。同町中設楽に買い取り施設を設けた。
 同組合によると、昨年5月12日から7月31日までには約250㌔分のアユを買い取り、冷凍にして町内のJA愛知東東栄直売所で販売したほか、飲食店では町内7店、町外2店で提供。売上は約220万円だった。シーズン中に釣ることができる年券の売り上げも好調で、前年よりも1・5倍ほどの300枚あったという。
 課題もあった。昨年は春先のアユ放流直後に川の増水があり、シーズン終盤にはアユが釣れない状況もあったという。
 漁協では今年、3月下旬から4月20日までに2000㌔分を放流。また、町内では「振草川の鮎」が食べられる店を15カ所に増やしている。
 和合組合長は「たくさん釣ってもらい、昨年以上の売上を目指したい」と話している。
 問い合わせは同組合(0536・76・0242)へ。
(安藤聡)
今年の友釣り解禁を伝えるポスターを手にする和合組合長
今年の友釣り解禁を伝えるポスターを手にする和合組合長
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