豊橋BP大崎-野依IC間 4車線化工事に着手へ

2019/05/31 00:01(公開)
4車線化工事に着手する豊橋BP=豊橋市の大清水IC付近で
4車線化工事に着手する豊橋BP=豊橋市の大清水IC付近で
 三河地域の国道23号名豊道路沿線市町でつくる名豊道路建設推進協議会(会長・佐原光一豊橋市長)の総会が30日、豊橋市のアイプラザ豊橋で開かれた。早期の全線開通に向け、蒲郡バイパス(BP)の整備を引き続き進めるほか、今年度から豊橋BPの大崎-野依インターチェンジ(IC)間4㌔の4車線化工事に着手することが報告された。
 名豊道路は、名古屋都市圏と豊橋市を結ぶ延長72・7㌔のBPで、豊橋BPなど五つのBPで構成。約9割にあたる約64㌔が開通し、蒲郡BPのうち東部区間9・1㌔が唯一未開通となっている。
 整備状況について、国土交通省中部地方整備局名四国道事務所の永田耕之所長が説明。蒲郡BPは今年度、前年度比約1・6倍の56億1000万円の事業費を投入し、「金野IC付近の工事に本格的に入る」と述べた。進めている残る用地の取得については、収用手続きに入っているという。
 豊橋BP(17・6㌔)は今年度、5億5000万円の事業費。三河港関連の交通量が多い大崎-野依ICで2車線から4車線にする工事を進める。
 総会の冒頭、佐原市長は「名豊道路は地域の経済を支える道路。残された9・1㌔がつながったときこそ、役割を果たせる。協議会総会も来年で50回、このタイミングで開通のめどが立てばと思う。皆さんの力をいただき、完全開通と4車線化に向けて努力する」と期待を込めてあいさつした。
 総会では、事業促進への要望活動など今年度事業計画などを承認した。
(中村晋也)
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