豊橋の「くればぁ」新社長に石橋氏

2019/07/01 00:00(公開)
「はばたく中小企業・小規模事業者300社」の表彰状を持つ石橋社長㊧と中河原会長=豊橋市大村町の「くればぁ」で
「はばたく中小企業・小規模事業者300社」の表彰状を持つ石橋社長㊧と中河原会長=豊橋市大村町の「くればぁ」で
 マスクをはじめ、製造現場で使われているフィルターなど、さまざまなメッシュ製品を製造・販売している「くればぁ」(豊橋市大村町)の社長にこのほど、石橋衣理氏(34)が就任した。
 石橋社長は、中河原四郎会長の娘で、23歳で入社。営業、経理、商品開発、人事、海外などを担当してきた。
 前社長の中河原毅氏が今年3月に解任されたことから、社長に就任した。石橋社長は「グループ会社も含め、社員の9割が女性。女性に働きやすい環境づくりに力を注ぎたい」と意気込み、販売方法については、「対面から電子商取引に変わってきていることから、スマホサイトを充実させる」、新商品開発については「海外向けのマスクなど、毎年のように新商品を出していきたい」と抱負を語る。
 中河原会長は「今年で創業54年を迎えることができました。魅力的な商品を開発し、100年企業を目指して頑張ってほしい」と話す。

はばたく中小企業・小規模事業者300社認定

 同社は、中小企業庁の「はばたく中小企業・小規模事業者300社2019」に選ばれた。高い製造・加工技術と卓越した縫製技術で他社にはないメッシュ製品を開発したことや、海外に新たなマスク文化を創出したことなどが評価された。
 中河原会長、石橋社長は「気密性が高い上、何度も洗って使えるマスクは、現代社会のニーズに合致しており、顧客からの評価も高い。マスク以外でも、食品加工、医療品製造など、さまざまな製造現場のろ過などの工程に必要な商品を提供しています。大手企業では難しいニッチな世界で活躍していることを評価していただき、とてもうれしい」と話していた。
(竹下貴信)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 さわらび会 住まいLOVE不動産 藤城建設 光生会 蒲郡信用金庫
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国