きょうから蒲郡で幕末の交渉人「岩瀬忠震」展

2019/07/07 00:00(公開)
岩瀬家を紹介するコーナー=蒲郡市立図書館で
岩瀬家を紹介するコーナー=蒲郡市立図書館で
 幕末の外交官として活動した岩瀬忠震(ただなり、1818=1861)を紹介する企画展が7日、蒲郡市立図書館で始まる。江戸で生まれた忠震だが、蒲郡市の中島城主岩瀬家の婿養子となったことから、ゆかりある偉人を知ってもらおうと企画した。28日まで。
 岩瀬忠震は江戸時代に設楽原(新城市東郷地区)を拠点とした旗本・設楽貞丈の3男として生まれた。中島城主の子孫・岩瀬忠正の長女と結婚した。徳川家の家臣となった幕末には鎖国だった日本に「開国すべし」と唱えたほか、日米修好通商条約に調印した。
 会場では岩瀬家と設楽領家の家略系図や、忠震のことが書かれた島崎藤村の「夜明け前」、丸に3本杉の岩瀬家家紋、家紋が入った鬼瓦などを展示。また、ゆかりの地である新城市の設楽原歴史資料館から忠震が描いた水墨画など17点を提供している。
 岩瀬家にゆかりがある岩瀬精孝さん=蒲郡市三谷町=は「日本の開国に貢献した忠震とともに蒲郡の岩瀬家にも関心を持ってもらえれば」と話している。
(安藤聡)
展示される岩瀬家の家紋が入った鬼瓦=同
展示される岩瀬家の家紋が入った鬼瓦=同
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