高校野球愛知大会 法月の活躍で国府コールド勝ち

2019/07/17 00:00(公開)
2回に勝ち越し2ランを放った法月(背番号2)を迎える国府ナイン=阿久比球場で
 全国高校野球愛知大会は16日、3回戦が行われ、東三河勢は国府と豊橋中央が4回戦に進出した。時習館は打線が振るわず、愛産大工業に敗れた。春日井市民球場での新城東-名城大付はグラウンドコンディション不良で、きょう17日に順延となった。
(由本裕貴)

 公立の星・国府が9-2で犬山に8回コールド勝ち。法月(のりづき)健真捕手(3年)の会心の一撃で勝利を手繰り寄せた。
 1点ビハインドの2回、相手のミスや盗塁でチャンスを広げ、児玉の中前打で同点。その後2死となるが、なおも走者を三塁に置き、法月が甘く浮いた速球をフルスイング。打球は左翼フェンスを越える勝ち越し2ランアーチとなった。
 「何とか投手を楽にしようと思った。後ろにつなげようという気持ちが結果的にホームランになった」と法月。マスクをかぶっては、先発したエース河合啓斗投手(3年)を8回2失点と好リード。外角寄りの直球を軸に要所を締め、河合も法月とのバッテリーに「取りたいところで三振が取れた」と振り返った。
 8回裏、法月は無死一、二塁から右中間を破る2点適時二塁打を放ち、リードを7点差に広げる“サヨナラ打”で試合を決めた。その直前の8回表、河合が先頭打者に四球を与えて失点していただけに、法月は「河合が疲れていたので、あの回で決めたかった」と相棒を助けた。
 「法月」という珍しい姓は父方の祖父の実家がある静岡県に多い名字で、戦国時代に山梨を拠点としていた望月氏が法楽寺に身を寄せたことが由来とされる。
 1番打者として先陣を切る法月は「1、2回戦ではあまり打てなくてチームに迷惑をかけたので、きょう打ててホッとした。自分が塁に出れば、後が続いてくれると思う」と勢いに乗ってきた様子。21日の半田東戦(刈谷球場)に勝てば、5回戦(23日)で中京大中京との対決が現実味を帯びる。次も、勝ちどきを上げてみせる。 

▽3回戦
犬山
10000001|2
03200022X|9
国府
※8回コールド
(犬)杉田、太田、高田-飯沼
(国)河合-法月
【本】法月(国)
(阿久比球場)

 国府は2回、児玉の適時打と法月の2ランで逆転。3回にも児玉と河合の適時打で2点を加え、7回に相手の守りのミスも絡んで2得点。8回に法月の2点二塁打でコールド勝ちを決めた。
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