介護の仕事復帰を支援 豊橋市社協の講座

　介護職への復帰を考えている人を対象に、座学や実技、最新介護機器の説明などを通して復帰に向けた情報提供やブランクに対する不安感を払拭することを目的とした、豊橋市社会福祉協議会主催「介護の仕事復帰支援プログラム～カムバック研修会～」が24日、同市総合福祉センター「あいトピア」で始まった。25日まで。
　介護現場から一度離れた人に、スムーズに職場復帰をしてもらうべくサポートするもので、同協議会が昨年度から行っている取り組み。今年度も2日講座を計３回予定しており、今回が第1回目。この日は、子育てや家庭の事情、転居などで一度職を離れた介護福祉士資格を持つ40～60代の男女4人が参加した。
　初日は松井晴男・同協議会参与が講師となり、「介護保険制度の変遷と職業理念」「高齢者の特性と認知症」「権利擁護」についての座学があり、参加者は介護サービスの利用手順や法律の変化、地元の事業所に関する説明などに真剣に耳を傾けていた。25日は社会福祉協議会のヘルパーを講師に、実技研修として介護ベッドや車イスを使って移乗の方法などの介護技術、介護機器の説明などを受ける。今年度の第2回目は9月４、5の両日、3回目は12月10、11日をそれぞれ予定している。
（田中博子）