田原市が新斎場を整備

2019/07/26 00:01(公開)
新斎場(右側)のイメージ図(田原市提供)
 田原市は、田原町にある市斎場に隣接して新しい斎場の整備に着手した。今年度と来年度の2カ年かけて建設し、この田原地区と渥美地区にある斎場2カ所を集約して、2021(令和3)年度から利用できるようにする。
 市内には市町村合併により、田原、渥美の両地区に斎場がある。田原地区は1982(昭和57)年、渥美地区は81年から使われ、いずれも老朽化が進行。今後、高齢化の進展による火葬件数の増加も見込まれ、市は検討委員会で話し合い、新斎場の建設を決めた。
 計画によると、田原地区にある斎場の葬祭棟を残し、新たに火葬棟を建設する。鉄筋コンクリート造り地上3階建て地下1階で、延べ約3800平方㍍。1階は火葬・告別・収骨室で、2階が待合室などになる。人体の炉が5基、動物用は1基。子育て世代の利用に配慮し、キッズスペースや授乳室なども設ける。火葬棟は、既存の葬祭棟と3階でつなぐ。
 現地では、今月中旬、山下政良市長や住民、業者ら約60人が出席し、工事の安全祈願祭が行われた。
 火葬棟の完成後、現在の火葬棟を解体し、駐車場などの工事に入る。また、渥美地区の斎場は利用を停止する。
 昨年度の火葬件数は、田原が531件、渥美が211件だった。
(中村晋也)
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