豊橋西高で全日制総合学科の説明会

　２０２０年度から全日制普通科から全日制総合学科へと学科改編する県立豊橋西高校の「学校説明会」が３日、ライフポートとよはしで開かれた。市内の中学生や保護者、学校関係者ら約８００人が出席し、説明に耳を傾けた。
　県教委が、東三河地域の活性化や将来の担い手育成に資するために行っている特色ある学校づくりプロジェクトの一環として、地域内の県立高校２校の学科改編を行うことにしたもので、豊橋西には市内初の総合学科が新設される。
　総合学科では、６系列という幅広い選択科目の中から自分の進路や個性、興味・関心に応じて科目を選んで学習できる。これまで普通科としてきめ細かく行ってきた進学指導の伝統・経験も踏まえながら、進学を中心に資格取得や就職もできるよう対応、また、地元企業や公共施設、大学等と連携し地域で活躍できる人材の育成を目指す「進学かつ地域密着」重視の内容を展開する。
　説明会は、同校吹奏楽部の演奏でスタート。西牟田哲哉校長が総合学科について具体的に説明を行った後、同校生徒会などが制作した学校紹介のＤＶＤを上映し、さらに来年度から新しくなる同校の制服の初お披露目を行った。最後に生徒会の内馬場広平会長、鈴木愛加副会長が中学生に向けて学校の魅力を語り、入学を呼び掛けた。
　参加した中学生や保護者らは資料を捲りながら、熱心に説明に聞き入っていた。
（田中博子）