蒲郡市民病院が10月から禁煙外来開設

　蒲郡市民病院（蒲郡市平田町）は、10月から「禁煙外来」を開設する。改正健康増進法が来年４月に施行され、妊産婦や未成年者など望まない受動喫煙防止するため、タバコをやめたい人らに対しての専門外来を設け、喫煙習慣を改善するための治療を週１日、完全予約制で行っていく。
　禁煙外来は毎週金曜日に午後１時から２時まで30分に１人の程度で診療する。院内紹介や、かかりつけ医からの紹介でも予約できる。
　対象者はニコチン依存症の判定テストが５点以上▽１カ月以内に禁煙を希望する人▽35歳以上の人は１日の喫煙本数×喫煙年数（ブリンクマン指数）が２００以上▽禁煙治療を受けることを文書で同意している人▽前回喫煙外来初診日から一年経過している人（１年未満の場合は自費診療）。
　診療は12週間に５回行い、各診療では息に含まれる一酸化炭素濃度測定し、医師がアドバイスする。費用は保険適応になった場合は12週間で１万３０００円－２万円となる。
　同市では26日に閉会した市議会９月定例会で「市受動喫煙防止条例」が制定された。市が所有、管理する公共施設では12月から受動喫煙対策を行っていく施設もある。
　問い合わせ、予約は蒲郡市民病院（０５３３・66・２２００）へ。
（安藤聡）