豊川が東海大会出場 高校野球の秋季県大会

2019/09/29 00:00(公開)
延長10回、サヨナラ打を放ち仲間と喜ぶ豊川・杉浦(右から2人目)=岡崎市民球場で
延長10回、サヨナラ打を放ち仲間と喜ぶ豊川・杉浦(右から2人目)=岡崎市民球場で
 高校野球秋季県大会は28日、岡崎市民球場で決勝と3位決定戦が行われ、3位決定戦は延長10回に豊川が1―0で豊橋中央にサヨナラ勝ちし、東三河勢では2016(平成28)年の桜丘以来3年ぶりの東海大会出場を決めた。決勝は中京大中京が5―0で愛工大名電を破り優勝した。
 豊川の左腕・米庄と、豊橋中央の左腕・大羽の息詰まる投手戦に終止符を打ったのは、米庄をリードする杉浦大斗捕手(2年)だった。
 延長10回裏、1死から小林が三塁内野安打で出塁。水野の犠打で2死二塁とし、杉浦が打席に立った。大羽のスライダーを打ちあぐねていた打線だったが、杉浦は「自分の場合は初球に直球が多かった。気持ちで打ちました」と初球の内角速球をフルスイング。打球は左中間を破る劇的なサヨナラ打となった。
 豊川が前回秋の東海大会に出場した2013年は準優勝し、初めて春の選抜甲子園に出場。ベスト4に進出して「豊川旋風」を巻き起こした。今井陽一監督は「実力はまだないけど、あのころとチームの雰囲気が似ている。本気で甲子園に行こうぜ」とナインに呼び掛けている。
 選抜出場枠は東海地区は2枠のため、10月26日に岐阜県で開幕する東海大会は準優勝以上で甲子園出場が確実となる。そうでなくても、上位進出で21世紀枠で選出される可能性もゼロではない。杉浦は「きょうみたいにチーム一丸となって粘りを見せて、甲子園に行けるように頑張りたい」と意気込んだ。

▽3位決定戦
豊橋中央0000000000|0
豊  川0000000001x|1
(橋)大羽―中川 (川)米庄―杉浦
(岡崎市民球場)

大羽投手力投も豊橋中央、惜敗
 豊橋中央は同校初の東海大会出場をあと一歩で逃した。先発した大羽が度重なるピンチにも動じずスコアボードにゼロを並べたが、最後に力尽きた。9回表には2死二塁と好機を作るも、長打力のある4番・中川拓真捕手(2年)が詰まらされて左飛に倒れた。
 それでも、準々決勝では私学4強の一つの享栄に勝利し、初のベスト4進出。この日は地区予選で敗れていた豊川に善戦した。萩本将光監督は「できれば東海大会を経験させたかったけど、勝ち負け以上に大切なことがある。選手たちの成長が見られたので良かったです」と話した。中川は「チャンスに力みが出てしまった。来年に向けて課題を克服していきたい」と前を向いた。
 豊橋中央は同校初の東海大会出場をあと一歩で逃した。先発した大羽が度重なるピンチにも動じずスコアボードにゼロを並べたが、最後に力尽きた。9回表には2死二塁と好機を作るも、長打力のある4番・中川拓真捕手(2年)が詰まらされて左飛に倒れた。
 それでも、準々決勝では私学4強の一つの享栄に勝利し、初のベスト4進出。この日は地区予選で敗れていた豊川に善戦した。萩本将光監督は「できれば東海大会を経験させたかったけど、勝ち負け以上に大切なことがある。選手たちの成長が見られたので良かったです」と話した。中川は「チャンスに力みが出てしまった。来年に向けて課題を克服していきたい」と前を向いた。
(由本裕貴)
豊川打線を相手に力投した豊橋中央・大羽=同
豊川打線を相手に力投した豊橋中央・大羽=同
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