豊橋市石巻西川町の専用工作機製造販売業「西島」の創業100周年を記念する内覧会が19日、本社であった。取引先など関係者らを招いて最新機器を披露し、創業からの歩みを紹介するコーナーを設けた。周年事業の一つで、今後は11月の記念式典など5事業を計画している。内覧会は20日まで。
自動車部品メーカーなどの取引先や、地元工業高校の関係者らを迎えた。工場では複数の工作機械を組み合わせたユニットで部品加工を実演。社史コーナーでは創業から現在までの変遷を年表や資料などで紹介した。
実演では複数の切削加工を1台でこなすマシニングセンター(MC)を紹介。専用機で切断した棒鋼をアームロボットでMCへ送り、部品の穴開けや表面切削などを施す加工ラインの一例として展示した。自社製のMCで加工ラインが組める独自の強みを訴えた。
同社は1924年、発動機製造工場として三重県鳥羽市で創業した。34年に豊橋市へ移り、戦後は旋盤製造などで培った技術力を元に専用工作機械の分野で革新的な製品を開発している。
西島豊社長は「100周年を機にビジネスと地域社会へそれぞれ感謝を示したい。これまで培った経験値、積み重ねた技術、築いた人脈を再認識して、新たな付加価値の創出につなげたい」と述べた。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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