とよしん次世代経営者の会「元気塾」

　若手経営者らの勉強会「とよしん次世代経営者の会・元気塾」は13日、豊橋商工会議所で第４回セミナーを開いた。約１６０人が参加。居酒屋チェーン・てっぺん（東京、和田裕直社長）の大嶋啓介代表取締役が「人を惹きつける魅力的なリーダーの在り方」を講演した。
　６年前に経営の第一線から退き、現在は経営者や高校野球の監督・選手に向けてメンタルトレーニングの指導にあたる大嶋氏は「野球もビジネスも子育ても、チームの成功はリーダーのメンタルにかかっている」と語った。
　また、居酒屋店長時代の経験から「最高のパフォーマンスを発揮する秘訣（ひけつ）は心をワクワクさせること。目標の数字は常時『過去最高』に設定するべき。チームが１つになって達成できる目標であれば、社員もワクワクする」「大切なのは手段や方法ではなく、心。自分をワクワクさせるためには、目標達成後にチームが喜んでいる姿をイメージすることが重要」などと説いた。
　さらに自ら考案した『予祝』を説明。「今年が過去最高の１年になったと仮定してインタビューに答えてほしい。達成できたことを３つ挙げ、それをもとに２０２０年12月31日の日記を書いてほしい」と課題を出し、参加者らは２人１組で質疑応答を行い、成功した自身の姿を思い浮かべてワクワクしている様子だった。
（木村裕貴）