新城ラリー観戦中止、無観客で競技実施へ

2020/02/27 00:00(公開)
 新城市は26日、新型コロナウイルスの感染観戦拡大を受け、市内で3月14、15の両日に開催される全日本ラリー選手権第2戦「新城ラリー2020」について観戦イベントを中止し、県営新城総合公園(同市浅谷)と鬼久保ふれあい広場(同作手白鳥)での競技を無観客で実施すると発表した。
 ラリーは市などでつくる運営事務局の主催。協議の結果、来場者や選手、ボランティアの安全確保を最優先し、競技は無観客で行うことを決めた。観戦イベントが中止となるのは初めて。
 同13日のセレモニアルスタート、14、15両日の県営新城総合公園と鬼久保ふれあい広場での観戦および企業や飲食物の出店イベントも中止する。
 新城ラリーは2004(平成16)年、内閣府「地域再生計画」の認定を受け、民間と地方自治体が協力して実施する初めてのケースとして始まった。18年までは秋に開催、昨年から春に時期を移していた。昨年の観客数は4万9000人だった。
 穂積亮次市長は「当日の観戦、応援を楽しみにされておりました皆様の気持ちを考えますと残念でなりません。次回以降改めて安全安心な環境で新城ラリーの魅力を存分に味わっていただきたいと思います」とコメントした。
(安藤聡)
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