蒲郡市内で、かんきつ果物デコポンを結実させたまま完熟させる「樹熟(きじゅく)デコポン」の収穫が始まった。生産農家は「果汁たっぷりで大玉に育った。食べて満足できます」と出来栄えを語った。2日から店頭販売される。
果実の外観に凸(でこ)部分があるのが名前の由来。市内では、ビニールハウス内で暖房を入れずに栽培し、屋根部分を開閉して温度調整している。木に付いたまま熟成させ、糖度を上げていく方法で育てる。
JA蒲郡市によると2010年度から本格的に出荷を始め、今季は85戸が611㌶で栽培、過去最高となる198㌧の生産を見込んでいる。暖冬で生育状況が心配されたが、順調に育ち「見た目も味も良い」という。
相楽町の鈴木拓磨さん(35)方のハウスでは、デコポンが直径8㌢前後に実っている。はさみを次々に入れて収穫していた。
出荷は5月上旬まで。名古屋や北陸、関東地区で販売する。
(安藤聡)