ウェブ会議を試行 新型コロナ対策で豊川市議会

2020/04/15 00:01(公開)
画面に映る各派代表者らと意見交換する松下氏=豊川市役所の議長室で
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛が求められる中、豊川市議会は14日、各派代表者会議でタブレット端末を使ったウェブ会議を試行した。17日の東三河8市町村の副市長村長会議も同様にウェブ会議で開く予定で、感染防止の効果が期待される。
 ウェブ会議は、カメラ機能とマイクを使って複数人が同時に会話できる無料アプリ「Zооm(ズーム)」を利用。議長の松下広和氏(とよかわ未来)、副議長の早川喬俊氏(同)をはじめ、柴田輝明氏(同)井川郁恵氏(公明)安間寛子氏(共産)の各派代表者らが出席した。
 この日は試験運用のため、庁内の各派の部屋から参加。端末画面に映る相手の顔を見ながら、地元経済の応援策について意見交換した。豊川商工会議所からテイクアウトを受け付ける店舗の情報を得たり、インターネットで周知したりするなど、来店客の激減で苦しむ事業者の効果的な救援策を話し合った。
 先週も議会事務局とウェブ会議をした松下氏は「相手の反応が分かりづらい。いろいろ課題はあるが、使用機会を増やして慣れていきたい」と話し、5月の臨時議会前の議会運営委員会などでも再試行する意向を示した。
 豊川市では2018(平成30)年7月、東三河では初めて、統一した端末機を全議員に配布する形でタブレット端末を導入。紙の省資源化を図り本議会でも端末を利用している。
 ウェブ会議の本会議への活用は定足数の観点から難しいが、今後の情勢次第では議員らが登庁せずに会議を開くことも考えられ、議長の諮問機関で市議8人でなるタブレット端末研究会(冨田潤委員長)が本格的な運用へ検討していく。
(由本裕貴)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

さわらび会 藤城建設 住まいLOVE不動産 虹の森 蒲郡信用金庫 光生会 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国