「道の駅」も休業検討

田原市で県外からの行楽客多く

　新型コロナウイルス感染拡大予防のため、田原市は、市内にある道の駅の休業と伊良湖岬、恋路ヶ浜の市営駐車場の休業や閉鎖を検討している。山下政良市長が、23日の定例記者会見で明らかにした。
　道の駅は「田原めっくんはうす」「あかばねロコステーション」「伊良湖クリスタルポルト」の３カ所。閉鎖は恋路ヶ浜駐車場を含め、いずれも土日曜、祝日を予定し、今週末からの実施に向け、調整している。同駐車場では、付近の店舗へ営業自粛も呼び掛ける。
　現在、県内だけでなく、首都圏や関西方面からも行楽客らが訪れており、山下市長は「他の施設などが止まっているので、外からだいぶ人が来ている。感染が考えられるので、自粛をいただきたい」と呼び掛ける。
　市は、すでにサーファーや釣り人ら海の利用者に向け、自粛を要請する看板を海岸近くの駐車場やトイレに設置しており、一定の効果があったという。
（飯塚雪）

「つくで手作り村」も危険な混雑

　同様の混雑は他の道の駅でも起きている。先週末は新城市にある道の駅「つくで手作り村」にも地元以外のナンバープレートをつけた多くの車が詰めかけ、ＳＮＳなどで話題になっていた。「３密」を避けるため、閉鎖されていない郊外施設で息抜きをしようと考える人が少なくないことがうかがえる。