大二郎記者の空から訪問

2020/07/01 00:00(公開)
上陸した三河大島の東浜から小島を望む
蒲郡の三河大島

 いよいよ海水浴シーズンだ。今回は、蒲郡市の三河大島を「陸海空」から訪問した。
 三河湾国定公園に指定されており、沖合3㌔に位置する。県内では唯一、海水浴が楽しめる無人島だ。例年なら7月1日~8月31日に約1万人が訪れる。今年は新型コロナウイルスの影響で海水浴場を開設しないため、定期航路の運航もない。ただ、個人の船などで渡れる。
 東に4カ所、西に3カ所ある海の家は、7月1日に営業を始める。その一部が渡船を出す予定という。
 6月24日午前、三河大島売店組合の柘植基成組合長の船で大島に渡った。約10分で西浜に着いた。組合長のトラクターで島の中にある大島神社を訪れた。神社は静かで神秘的だった。
 島に1匹だけ猫が住んでいる。捨て猫だったが、今は島の招き猫としてかわいがられている。
 柘植組合長が船で島を周回してくれた。近くには「小島」「仏島」があり、体験ツアーは子供たちが喜ぶという。
 いよいよドローンでの撮影開始だ。国定公園上空の飛行のため、島を管理する市と、三谷町財産区の許可を得た。遠く、見慣れた竹島と蒲郡の市街地が見える。
 空からの三河大島は、海面からとは印象が違い、全体が森になっているのが分かる。この日は台船が、船着き場の浮桟橋を東浜に取り付けていた。機体を旋回させると、渥美半島や西浦までが望めた。
【林大二朗】
柘植組合長の船から。正面が仏島。その奥が三河大島。右が小島
台船が浮き桟橋を取り付けていた。いよいよ夏本番だ
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