いよいよ海水浴シーズンだ。今回は、蒲郡市の三河大島を「陸海空」から訪問した。
三河湾国定公園に指定されており、沖合3㌔に位置する。県内では唯一、海水浴が楽しめる無人島だ。例年なら7月1日~8月31日に約1万人が訪れる。今年は新型コロナウイルスの影響で海水浴場を開設しないため、定期航路の運航もない。ただ、個人の船などで渡れる。
東に4カ所、西に3カ所ある海の家は、7月1日に営業を始める。その一部が渡船を出す予定という。
6月24日午前、三河大島売店組合の柘植基成組合長の船で大島に渡った。約10分で西浜に着いた。組合長のトラクターで島の中にある大島神社を訪れた。神社は静かで神秘的だった。
島に1匹だけ猫が住んでいる。捨て猫だったが、今は島の招き猫としてかわいがられている。
柘植組合長が船で島を周回してくれた。近くには「小島」「仏島」があり、体験ツアーは子供たちが喜ぶという。
いよいよドローンでの撮影開始だ。国定公園上空の飛行のため、島を管理する市と、三谷町財産区の許可を得た。遠く、見慣れた竹島と蒲郡の市街地が見える。
空からの三河大島は、海面からとは印象が違い、全体が森になっているのが分かる。この日は台船が、船着き場の浮桟橋を東浜に取り付けていた。機体を旋回させると、渥美半島や西浦までが望めた。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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