4選へ佐原氏が豊橋市長選出馬表明

2020/07/02 00:01(公開)
記者会見で市長選への決意を語る佐原氏=豊橋市役所で
 任期満了に伴う豊橋市長選(11月1日告示、8日投開票)について、現職の佐原光一市長(66)が1日夕、市役所で記者会見し、4選を目指して出馬することを正式表明した。佐原氏は「新型コロナウイルス感染拡大がひと段落した。これまではその対応を続けてきたが、これからは疲弊した経済、住民の生活の再建をしていくことが私の使命」と、3期12年の市政継続の決意と抱負を述べた。
 会見には、新しく後援会長に就任した前JA豊橋組合長の白井良始氏や選挙事務長に就く予定の山本明彦元衆院議員、選対本部長に就く根本幸典衆院議員らが同席した。
 佐原氏は自身の市政運営を総括し「12年という時間をかけて積み重ねてきた中で、多くの応援をいただくと同時に、信頼もいただくことができたのが大きな成果だ。事業は、くすのき特別支援学校建設や三弥工業団地、道の駅とよはしなどの整備事業のほか、イマージョン教育などの制度をつくることができた」と述べた。続けて4期目について「SDGs(持続可能な開発目標)の理念に沿って考えたい。また東三河でのパートナシップは共に創っていくという『共創』という観点で各市町村が持っている良い所を生かしていけるようにしたい」と決意を語った。
 佐原氏の表明で浅井、佐原両氏に続く3人目の候補予定者の浮上が注目される。

浅井氏が長期政権の弊害指摘

 3月26日に出馬を表明している県議の浅井由崇氏は、佐原氏の出馬表明を受けて本紙の取材に応じ「(市長職は)理想ならば2期8年、最長でも3期12年だ。長期政権では組織の風通し、活力のために弊害が出る」と、4選出馬を批判した。争点化するものとみられる。
 市政運営については「人口が減少しているのが最大の課題。まちを元気にしてほしいという声が多い。豊橋を活性化させていきたい」と改めて決意を述べた。
【本多亮、安藤聡】
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