豊橋のギャラリーサンセリテで「ヒミツの展覧会」

　豊橋市向山大池町のギャラリーサンセリテで、「ヒミツの展覧会」が開かれている。書画約２００点と暮らしの器などを展示販売している。31日まで（水曜休廊）。
　「３密」を避けるため、毎年この時期に開く人気の企画展「恒例　掘出市」の代わりに企画した。何が並んでいるかは「ヒミツ（秘密）」で、ゆったりと鑑賞できる「ヒミツ（非密）」の会場となっている。
　壁を埋めているのは、版画やポスター、日本画、油彩画、書の数々。ピカソやマティスのカルコグラフィーをはじめ、クリムトやキース・へリング、アンディ・ウォーホルのポスターが。さらに伊東深水の版画、立石春美の肉筆美人画、安藤広重の肉筆とされる風景画の双幅など、ジャンル問わない芸術が楽しめる。地元作家では中村正義、平川敏夫、森緑翠らの作品もある。
　「家にいる時間が長いこの時期。１点でも気に入った絵や陶器があれば、暮らしを共に楽しむことができるのでは」と同ギャラリーの野尻眞理子さんは話す。
【田中博子】