豊橋市がウェブ合同企業説明会開始

　豊橋市主催のウェブ合同企業説明会「おうちｄｅ合説」が30日、始まった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大規模会場での開催ができなくなったことを受け、学生と企業をつなぐ機会を設けた。12社の代表がカメラを通じて自社をＰＲし、採用したい理想像を説明した。
　今春に計画されていた来春卒業予定の学生対象の合同企業説明会が感染拡大防止のために軒並み中止となった。市は緊急措置としてウェブ説明会の費用として４００万円を予算化した。参加企業を募集したところ32社が応募した。
　西幸町のサイエンスコアの会議室を撮影スタジオとし、各社の社長らが30分間、演壇に立って自社のＰＲをした。視聴した学生からの「社員に占める女性の割合」や「最年長の社員」などといった質問に答えた。
　地理情報システム会社マップクエスト（大岩町）の佐藤亮介社長は「学生らが企業を知る機会がない状況にあると聞いて参加しました。事業の概要を紹介できたが、写真を見せる時間がなくなってしまった」と話した。
　説明会は専用ホームページ＝ＱＲコード＝からアクセスして誰でも視聴できる。31日と１日は残りの会社の説明を生中継をする。また、12月末まで録画配信する。
【安藤聡】