高速道路を走ってみた② 回り始めた経済

2020/09/21 00:02(公開)
豊川IC付近。前方まで車が連なっている(写真は記者の車のドラレコから)
 新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ旅行需要を喚起する「Go Toトラベルキャンペーン」が続く。春の大型連休はガラガラだった高速道路は今、どうなっているのだろう。秋の4連休2日目の20日、名古屋方面から東名高速道路豊川インターチェンジ(IC)まで、車を走らせてみた。

 前回リポートしたのは5月2日で同じ日曜だった。伊勢湾岸自動車道を経由して豊川ICまで走った。午前9時半に出発し、約1時間の道のりはガラガラで、まったくストレスを感じなかったと報告した。
 今回も午前9時半に出発した。片側3車線の伊勢湾岸道に入ると、明らかに交通量が増えている。他県ナンバーの車も多い。制限速度で走っていると、どんどんと追い抜かれていく。そして、左側の走行車線には時速80㌔で走る大型車両が連なっており、こまめに車線を変えないと同じ速度で走れない。
 名古屋方面に向かうパトカーが赤色灯をつけてサイレンを鳴らし、前の車に停止を命じていた。スピード違反の取り締まりらしい。前回は立ち寄った刈谷ハイウェイオアシスは通過。豊田ジャンクションから東名高速道路に入る。
 片側2車線で、走行車線の車も追い越し車線の車も同じ速度で走る状態が続く。岡崎IC付近では、両車線の車の速度が70~80㌔台にまで落ちた。かなりのストレスだ。あおるような運転をする車はいなかったが、追い越し車線側でもブレーキランプが頻繁に点滅しているのが見える。
 前回、マスクを買った赤塚パーキングエリアに寄ってみた。ガラガラだった5月とは違って、7割ぐらいが埋まっていた。マスク姿の小さな子どももいる。店内には、コンビニなどでも売っている普通のマスクがレジ前に並んでいた。備蓄があるので今度は買わなかった。
 東名の本線に戻る。ようやく追い越し車線を100㌔で走れるぐらいのペースになった。間もなく豊川ICだ。旅行客だろうか、滋賀ナンバーの車と一緒に降りた。料金は、コロナ対策で休日割り引きを適用しなかった前回と違って3割引きになっていた。
 車の数を見る限り、経済は確かに回り始めていると思った。
【山田一晶】
5月2日撮影の豊川IC付近(同)
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