県は25日、この日新たに38人の新型コロナウイルス陽性患者を確認したと発表した。22日に９人となって以来、３日連続で患者数の上昇傾向にある。大村秀章知事は「波はありながらも少し落ち着いて減ってきている」としつつ、県民には引き続き感染拡大防止に努めるよう呼びかける。
　38人の地域別内訳は県所管が14人、名古屋市が22人、岡崎、豊田の両市が各１人で豊橋市はゼロだった。
　一方、24日に感染が判明した34人の地域別内訳は名古屋市が14人。東三河は豊橋市の３人だった。岡崎市の10人は市内の集会場でのクラスター（感染者集団）と認定された。患者の合計は13人で市は「不特定多数が集まる場所ではなく、利用者が特定されていることから施設名は公表しない」としている。34人の年齢別内訳は50代が８人、30代が６人、20代、40代、60代が各５人。
　７月１日から９月24日までの累計感染者数は４６６０人となった。30代以下は55・４％、感染経路不明者は52・０％。
この期間の重症、中等症の患者が占める割合は11・９％。９月の25日間のそれは17・５％。
　24日現在の入院は１６６人、入院調整中は５人、自宅療養が１１８人、軽症か無症状の患者向け施設入所は46人。
【山田一晶】