市電「エール号」運行延長

豊橋鉄道がＮＨＫのドラマ放映終了まで

　当初は今月26日までの予定だったＮＨＫの連続テレビ小説「エール」をデザインした豊橋鉄道市内線（市電）の「エール号」の運行が、11月のドラマ放映終了まで延長された。運休日を除いて１日10回往復前後の運行が続く。
　エールは新型コロナウイルス感染拡大の影響で４月１日に収録を休止。６月29日からは第１話からの再放送となり、本放送は今月14日に再開した。これに伴い、ドラマ放送は11月２８日まで続くことになった。
　ラッピング電車を担当する市シティプロモーション課によると、ＮＨＫとの契約では、運行はドラマ放送期間内となっている。このため、最終回を迎えるまで、ラッピング電車を走らせ続けることが可能となった。
　電車はモ８００形８０３号。４月11日の運行開始以来、豊橋市民にはすっかりおなじみとなった。主人公の２人が手を取り合って浜辺を走るシーンを切り取った写真などを描いた外装。浜辺の写真は表浜海岸で撮影されている。この前は豊橋競輪のラッピングだった。　
　「エール号」の運行状況は、豊橋市内を走行する市電が今どこを走っているかを確認できるウェブシステム「のってみりん」で確認できる。
【山田一晶】