豊橋駅東西自由通路にコチョウランのモニュメント

　「花のまち豊橋」をキャッチコピーにしている豊橋市は16日、豊橋駅東西自由通路に「コロナに打ち勝つ！みんなを元気にするコチョウランのモニュメント」を作った。
　コチョウランの生産は県が全国一。そのうち、豊橋の生産量が約７割を占めている。
　デザインを考えたのは「花のまち豊橋キッズプロデューサー」の小学生６人。このうちの市立福岡小６年、朝倉梨心さんが描いたハート型の風船と虹をあしらった原画が採用された。
　市はこれをベースに、色とりどりの豊橋産コチョウラン37本を使い、農家の人が午前10時から制作に着手。数時間かけて縦、横、高さ各２㍍のモニュメント名「コロナに勝って明るい未来へ」が完成した。
　６色のランがアーチを描き、風船の形も花で作られている。さっそく、通路を行き交う人が足を止めて見入っていた。朝倉さんの原画も展示されている。
　市農業支援課によると「メッセージ性の高い絵を、どのような花を組み合わせて再現すればいいかを考えるのが難しかった」と話す。
　11月末まで展示の予定。
【山田一晶】