あす田原で中部実業団駅伝競走大会

　「第60回中部実業団駅伝競走大会」（中部実業団陸連主催）は15日午前９時から、田原市中心部の「はなとき通り」を発着とする７区間（80・５㌔）で行われる。今回は北陸連盟が独自大会を開くため中部単独開催。当日は市内の幹線道路などで一時交通規制をする。
　元日に群馬県で開かれる「全日本実業団対抗駅伝」の予選も兼ねる。東海地方の９社10チームがエントリーした。オープン参加１チームを除き上位６チームが全国大会出場権を得る。
　新型コロナウイルス感染防止策で沿道での応援はできない。インターネットライブ配信も混線対策でチャンネルを二つに増やし「Ｈｉｇｈ　ＦＩＶＥ！　ＷＥＢ」＝ＱＲコード＝と「Ｌｏｃｉｐｏ」＝同＝で視聴できる。開会式と閉会式、レセプションは開かない。
　大会は７連覇を狙うトヨタ自動車Ａが優勝候補の筆頭。前回区間記録の藤本拓、西山雄介、大石港与の各選手も名を連ねる。東京五輪マラソン代表の服部勇馬選手はオープン参加の同社Ｂでエントリーしている。
　競技は田原町の水田地帯と臨海工業地帯、三河湾沿いを経て、白谷海浜公園とサンテパルクたはらなどでそれぞれ中継、赤羽根町から小塩津町までの国道42号を経て国道２５９号の保美町交差点付近で折り返す。
　海沿いなど各所で強風が吹くのが特徴で、同じく風が強い全国大会のコースを想定できるとして12年から会場を田原市に移した。
【加藤広宣】