しめ縄の注文は神社が主 豊橋市シルバー人材センターの事業

2020/11/19 00:00(公開)
しめ縄づくりをする登録会員=豊橋市牟呂高齢者活動センターで
しめ縄づくりをする登録会員=豊橋市牟呂高齢者活動センターで
 新春の神社などに飾られる「しめ縄」。現在では作り手不足なのか、豊橋市シルバー人材センターへの注文が増えている。以前は個人向けだったが、センターの「しめ縄事業」は神社からの注文が主になった。毎年、会員たちがわらづくりから発送までを担う。
 センターでのしめ縄づくり1996年から始まった。当初は老人クラブ、スーパーなどが販売先。神野新田町の休耕田7㌃を借り、田植えから青田刈り、天日干しと、わらになるまでの作業も一貫して取り組んでいる。わらの生育状況によって販売数量は異なる。
 ここ数年は神社からの受注を主力としている。神社用のそれは長さ10㍍以上、太さ約8㌢。牟呂町の市牟呂高齢者活動センター2階の作業場では登録したお年寄りがわらをならし、水引を飾り付ける。
 単価は大きさによって変わるが、販売額は2010年には79万円だったものが、13年には110万円、18と19年は160万円以上になった。
 担当職員は「県内だけでなく岐阜からも注文がある。さらに沖縄から問い合わせがあったのには驚いた」と話した。「これまでは各神社の氏子町内でしめ縄づくりをしていたが、高齢化や後継者がいないために受注が増えていると思う」と話した。
【安藤聡】
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 さわらび会 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 藤城建設 虹の森
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国