コロナ新規感染者 県内過去最多の245人

　県は９日、新たに２４５人の新型コロナウイルス陽性を確認したと発表した。１日あたりの陽性者数としては11月27日の２３４人を上回り、過去最多となった。死者も増えており、高齢者や基礎疾患のある人にうつさないためにも、感染防止策の徹底が重要だ。
　２４５人の管轄保健所別内訳は、県所管が１２１人、名古屋市が１００人、豊橋市が９人、岡崎市が５人、豊田市が10人。豊橋市は30代の男女が計４人、10歳未満男児、50代男性、60代男性、70代女性、80代男性。８人はすでに陽性と判明している人の濃厚接触者で自宅待機を要請されていた。同市の陽性者はこれで３０８人となった。
　また、新型コロナウイルスの院内感染が起きた豊川市民病院は９日、職員86人と患者５人の抗原検査をした結果、職員２人、患者１人が陽性になったと発表した。これで院内のクラスター（感染者集団）は19人になった。
　一方、８日に陽性と発表された１９９人の地域別内訳は名古屋市が85人。東三河は豊橋市の13人のほか、豊川市の40代と60代の女性。市が８日に発表した市民病院内での集団感染の看護師と患者。その後に陽性が判明した看護師６人、患者８人は含まれていない。年代別内訳は20代が42人、50代が33人、30代と20代が各22人など。
　10月21日から12月８日までの「第３波」の陽性者は５８６９人となった。70代以上の割合は12・７％、感染経路不明者は46・４％
　この期間の重症か中等症の患者の割合は11・１％。死者は４人増えて１３８人となった。
　８日現在の入院は４２３人、入院調整は13人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２６２人、自宅療養は１０５４人。
【山田一晶】