東三河8市町村長を囲む新春懇談会

2021/01/07 00:00(公開)
8首長による新春懇談会=ホテルアークリッシュ豊橋で
 「東三河8市町村長を囲む新春懇談会」が6日、「ホテルアークリッシュ豊橋」で開かれた。東三河懇話会の主催で今年で51回目。
 懇話会の神野吾郎会長のあいさつで開会。司会は大西隆・前豊橋技術科学大学長が務めた。
 新型コロナウイルス禍の中での展望に続き、ポストコロナを踏まえた「新しい人の流れ」をテーマに8人が語った。
 設楽町の横山光明町長は「奥三河は厳しいが、中山間地域はどこも同じ。人の流れの変化をチャンスと捉え、若者の定住促進に取り組む」と述べた。将来に町の中央にダム湖が完成する。道の駅などを、にぎわいの場としたいと語った。
 蒲郡市の鈴木寿明市長の話は、海がテーマ。「市民や観光客が海を見ながら考えるような施設を整備したい」と述べた。クルーズ船を受け入れる蒲郡港から、各地の観光地を巡るルートを作り、東三河の魅力を伝えたいと語った。
 豊根村の伊藤実村長は村の知名度向上と応援してくれる人の拡大が課題と指摘した。一方で、リニア中央新幹線が開業すれば「飯田まで1時間。東京まで1時間半という場所だ。それを意識した村づくりをしないといけない」と語った。
 新城市の穂積亮次市長は「奥三河メディカルバレープロジェクト」を取り上げた。デジタル化を一斉に進めるとして「非接触型の空間共有によって、この地に多くの創造的な人が集まるようにしたい」と述べた。
 豊川市の竹本幸夫市長は市長選で掲げたマニフェストを紹介。企業誘致、工業団地の整備で新たな雇用が生まれることになったと報告した。「東三河全体の人口増に貢献したい」と述べた。
 東栄町の村上孝治町長は、IターンやUターンで移住者が増えていると報告した。「リモートワークなどで移住者がさらに増える。人と人とのつながりを深めたい」と語った。
 田原市の山下政良市長は「伊良湖で出た温泉を観光誘客の起爆剤にしたい」と述べた。また、整備を進めるサーフタウンを使い、観光資源で、移住定住事業をさらに進めるとした。
 豊橋市の浅井由崇市長は東京の転出超過が7カ月続いていると指摘し「流れは変わらない。これを逃さず、人口減少に歯止めをかける」と述べた。働く場所の創出のために「食と農」をアピールすると語った。
【山田一晶】
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