コロナ新規陽性者 県内362人、豊橋は20人

　県は９日、新たに３６２人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。一日の数値としては過去４番目で、４日連続で３００人超。県は県をまたぐ不要不急の移動自粛など感染防止対策の徹底を呼びかけている。
　管轄保健所別の内訳は、県管轄が１７５人、名古屋市が１４０人、豊橋市が20人、岡崎市が12人、豊田市が15人。一日の数値として過去２番目の多さとなった豊橋市は10代男性１人、10代女性１人、20代男性３人、20代女性４人、30代男性３人、40代男性２人、40代女性１人、50代女性１人、60代男性２人、60代女性１人、70代女性１人。10人が濃厚接触者だった。また同市は、市環境部収集業務課（東部環境センター）の職員１人が陽性となったことを明らかにした。
　一方、８日に陽性と発表された４０５人の地域別内訳は、名古屋市が１４６人。東三河は豊橋市の15人のほかに、豊川市が10代女性１、20代男性１、20代女性２、40代男性１、50代男性１、60代男性１、60代女性２の計９人▽蒲郡市が10代男性２、20代女性１、40代男性１の計４人▽新城市が10代男性１、30代男性１。３市計15人のうち、濃厚接触者は11人。
　年代別内訳は20代が94人、30代が57人、50代が54人、40代が49人など。70代以上の割合は15・３％。
　過去７日間の平均値でみる県の指標によると、新規感染者数は２８１・１人（危険）、入院患者数は６８３・４人（危険）、重症者数は40・４人（厳重警戒）、新規陽性者のうち高齢者数は46・４人（危険）。
　昨年10月21日から１月８日までの第３波の陽性者は１万２９４８人となった。70代以上の割合は16・０％。感染経路不明者は43・７％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は、10・８％。死者は７人増えて２６３人となった。
　８日現在の入院は６７３人、入院調整は23人、軽症か無症状の人向けの施設入所は２５３人、自宅療養は１６２４人。
【山田一晶】