コロナ新規陽性者 県内114人、豊橋は5人

　県は10日、新たに１１４人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。大村秀章知事は、緊急事態宣言について「今週の解除を見送り、週末の状況を見ながら週明けに解除を検討する」と述べた。
　管轄保健所別内訳は、県管轄が53人、名古屋市が43人、豊橋市が５人、岡崎市が３人、豊田市が10人。豊橋市は10代男性１、60代男性１、80代男性１、80代女性１、90歳以上女性１。濃厚接触者は１人だった。いずれも軽症か無症状だが２人が入院する。また市は入院中の２人が死亡したと発表した。１人は80代男性で、もう１人は非公表。市内の死者は21人となった。
　一方、９日に陽性と発表された84人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の10人のほかに、蒲郡市が10代男性２、20代女性１。いずれも濃厚接触者だった。
　年代別内訳は80代が16人、30代が14人、40代が11人、20代と50代が各10人など。70代以上の割合は30・９％だった。
　７日間の平均値で示す県の指標によると、新規陽性者は88・６人（警戒）、入院患者は６１３・９人（危険）、重症者は51・０人（厳重警戒）、新規陽性者のうちの高齢者は24・９人（厳重警戒）となっている。
　昨年10月21日から２月９日までの第３波の陽性者は１万９０５５人となった。70代以上の高齢者の割合は17・３％。感染経路不明者は42・６％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は11・４％。死者は６人増えて４６０人となった。
　９日現在の入院は５３７人、入院調整は11人、軽症か無症状の人向けの施設入所は１１４人、自宅療養は７５３人。
【山田一晶】