大村知事が今週末での宣言解除を国へ要請

コロナ新規陽性者 県内46人、豊橋はゼロ

　県は24日、新たに46人の新型コロナウイルス陽性者を確認したと発表した。１００人を下回るのは14日連続。大村秀章知事は今週末での緊急事態宣言解除を国に要請したこと、解除後の飲食店の時短営業要請は午後９時（現行午後８時）までとし、引き続き感染防止対策に取り組むよう求めることなどを明らかにした。政府は26日の対策本部で解除できるかどうかを正式決定する。
　46人の管轄保健所別内訳は、県管轄が18人、名古屋市が26人、豊橋市は２日ぶりにゼロ、岡崎市が１人、豊田市が１人。
　一方、23日に陽性と発表された51人の地域別内訳は、東三河は豊橋市の２人のほかに、豊川市が60代男性１▽蒲郡市が40代女性１▽新城市が40代女性１、70代男性１、90代女性１。５人のうち濃厚接触者は１人だった。
　51人の年代別内訳は、70代が11人、60代が10人など。70代以上の割合は33・３％だった。
　７日間の平均値でみる県の指標によると、新規陽性者は48・７人で、「注意」へとステージが下がった。入院患者は３９７・１人（厳重警戒）、入院患者のうち重症者は30・９人（厳重警戒）、新規陽性者のうちの高齢者は18・１人（警戒）。
　昨年10月21日から２月23日までの第３波の陽性者は１万９８８３人となった。70代以上の割合は18・１％。感染経路不明者は42・４％。
　この期間の重症、中等症の患者の割合は11・７％。死者は１人増えて５１１人となった。
　23日現在の入院は３６４人、入院調整は６人、軽症か無症状の人向けの施設入所は67人、自宅療養は２６７人。
【山田一晶】