このシリーズで最初に取り上げた蒲郡警察署の旧庁舎が取り壊された。跡地には駐車場が完成した。1年前と現在の変化を空から見た。
同署の新庁舎は昨年5月に業務を開始した。当時は約50年間使われた旧庁舎と一緒に並んでいた。空から改めて見ると、約40台の車が収容できる駐車場に生まれ変わっていた。
周辺も変化していた。近くの市体育センターだ。耐震補強のため現在は体育館は工事現場の足場とシートに覆われ、見えなくなった。付近のテニスコートはなくなり、駐車場になった。
新庁舎の最上階までドローンを上昇させると、署員が屋上で手を振りながら、蒲郡バージョンの署旗を持って歓迎してくれた。安心安全なまちづくりのために地道に活動していくという心意気を感じた。
機体を回転させると、竹島や蒲郡市役所、車などが画面に入った。交通量が多い。蒲郡署は、東西三河を結ぶ道路際にある要衝なのだ。
カメラを真下に向けると今月1日に運用を始めた駐車場の全体像が入ってきた。これまでと違い、車の出入りがスムーズだ。手すり付きの階段とスロープ、点字ブロックがある。バリアフリー対応したことが分かる。
2日、総合完成式があった。蒲郡信用金庫の竹田知史理事長、蒲郡商工会議所の小池高弘会頭らが出席した。式では警棒や警察手帳などの装備の通常点検を披露した。交番襲撃対策の逮捕術などを実演した。
小池勝孝署長は「蒲郡の安心安全のため署員一同頑張っていきます」とあいさつした。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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