豊橋市自然史博物館でミツクリザメの剥製など展示

2021/04/18 00:00(公開)
鼻先の伸びたミツクリザメの剥製=豊橋市自然史博物館で
鼻先の伸びたミツクリザメの剥製=豊橋市自然史博物館で
 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の市自然史博物館で17日、学芸員が選ぶおすすめの資料や1年間の研究成果を披露する企画展が始まった。ミツクリザメの剥製をはじめ80点が並ぶ。5月23日まで。
 ミツクリザメは2019年に遠州灘に打ち上げられ、当時は冷凍標本で展示した。特徴のへら状に伸びた鼻や長いひれで体長1・5㍍になる。悪魔を連想させ「ゴブリンシャーク」の異名も。射出する顎など未知のサメとして研究が進む。
 昆虫では「エンマムシ」を展示。別種で似た個体が多く分類研究が盛んだった。長谷川道明学芸専門員は、過去の標本も使って県内に52種類が生息すると報告した。
 ほか、ヒメガマなど植物の生態展示や国内外の岩石鉱物、鳥類の剥製や骨格標本もある。長谷川さんは「地道な収集作業の結晶。知的好奇心をそそる」と説明する。
 入館無料だが、のんほいパークの入園料600円(小中学生100円)が必要。月曜休館。
【加藤広宣】
学芸員の研究成果が並ぶ会場=同
学芸員の研究成果が並ぶ会場=同
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