東栄町の村上町長が辞意表明

2021/06/22 00:02(公開)
 町長の解職請求(リコール)で揺れる東栄町の村上孝治町長(63)は21日、町議会の原田安生議長に対し、辞意を表明した。30日付。リコールは必要署名数を満たし、8月上旬までに住民投票が予定されていた。25日の臨時議会で経緯を説明する。
 辞職が確定すれば、本請求(16日)から60日以内に予定されていた住民投票がなくなる。また、50日以内に町長選がある。
 リコール運動をしていた「東栄をよくする会」共同代表の浅尾大輔さんは「住民投票が実施されなくなるのは残念。議会最終日や署名の縦覧期間などで、辞意を表明する機会はあったのでは。正直驚いている」と話した。
 村上町長は町職員、副町長を経て2015年に初当選。19年に再選し現在は2期目の途中だ。今回の辞意表明について「議会を通して町民並びに議員の皆さまに辞職に至った経緯と、考えを述べたい」とコメントを出した。出直し選への態度についてもその際に表明するものとみられる。
 今回のリコール運動は、町が新しく建設しようとする医療センターに、人工透析機能を入れず、救急患者を受け入れないことに反発した住民有志が始めた。4月1日から1カ月間の署名活動の結果、「有権者の3分の1」の908筆を超える953筆の署名が有効と認められ、住民投票が実施されることになっていた。
【安藤聡】
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