オンラインで介護予防

2021/07/20 00:00(公開)
オンラインシステムを使って運動する参加者=豊橋市多米校区市民館で
オンラインシステムを使って運動する参加者=豊橋市多米校区市民館で
 新型コロナウイルス禍で自粛生活を続ける中、活動量を維持して元気に生活できるようにと、豊橋市社会福祉協議会の東部地域包括支援センターは19日、初の取り組みとしてオンラインサービス「Zoom」を使った介護予防教室を開いた。
 コロナ禍の長期化で、介護予防教室や集会の場などに参加したり、外出や社会的交流をしたりする機会などが減り、高齢者の孤独や活動量低下が懸念されている。センターは認知症の発症リスク低下や転倒防止などを目的に、「密」を避けてオンラインでの教室を企画した。
 市内65歳以上の高齢者とその家族を対象に、広報や回覧板で募集。個人宅や校区市民館など計6会場が参加した。
 支援センター看護師の石黒節子さんを講師に、参加者は壁を使った腕立て伏せ、椅子に座ってのかかと上げ、NHK連続テレビ小説「エール」の主題歌に合わせた体操で体を動かしたほか、口の体操、難読漢字やクイズ、後出しじゃんけんといった頭の体操に挑戦した。
 多米校区市民館には地元老人クラブの11人が集まり、画面を見ながら熱心に指導を受けた。「皆さんが楽しかったと言ってくださった。オンラインの教室は今後広めていきたい」とセンター職員。参加者からパソコンの設定が分からず問い合わせがあったなど課題も残るため、事前にZoomの講習時間を設けることも含め、今後の方向性を考えたいとしている。
【田中博子】
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