豊橋の人形造形作家・宮本さん展示会出品へ

　人形造形作家の宮本美代子さん（豊橋市西幸町）が、８月13～22日に半田市の赤レンガ建物で開かれる「世にも怪奇な世界」（怪奇世界・肝試実行委員会主催）に出品する。真夏の暑い日、不気味な、ゾクッとする涼しさを楽しんでみては。
　宮本さんのほか、名古屋市の現代美術作家山田彊一さん、岐阜県高山市の造形画家ノロ燐さんが怪奇な世界を作り上げる。真っ暗な広い部屋が会場。薄暗いＬＥＤライトを持って移動し、作品を堪能する。
　宮本さんは寝そべったり、座ったり、立ったりと、さまざまなポーズの大小30体以上の人形を並べる。人間の奥底を突き詰めた肉体を表現した作品で、おどろおどろしい姿をしている。
　「精神がゾワゾワ、心がドキドキする世界を楽しんで。最初は怖いかもしれませんが、じっくり見ると、いとおしさも感じられます」と宮本さん。
　大人４００円、中高大学生２００円（小学生以下無料）。明るい部屋で作品を無料鑑賞できる場所もある。赤レンガ建物は名鉄住吉町駅から東へ徒歩５分。
【竹下貴信】