本紙記者がワクチン予約に挑戦

大規模接種会場　豊橋の拡大枠　

　豊橋市の新型コロナワクチン大規模接種会場での拡大枠の予約受け付けが５日、始まった。同市中浜町の旧結婚式場を利用した現会場は９月３日までだったが、同市八町通５の東三河県庁を新規会場として利用できることになったことによる拡大。豊橋市民向けの予約受け付けは５日午前８時半から。これまで未接種の記者が、一部では「プラチナペーパー」とも言われる「予約競争」に挑戦した。

　パソコンの前で待機する。午前８時半になった。ページ更新ボタンを連打したい気持ちをこらえ、時計が31分になるのを待って専用サイトから手続きに入った。一瞬、アクセス集中なのかつながりにくい気配があったが、それほど滞りなく日程の選択に進んだ。
　５日の日に予約できるのは８～17日の10日間。どうしよう、と一瞬迷った。ところがその間にも土日の予約枠がすべて埋まってしまった。
　日ごと、時間帯ごとの予約残数を確認するたびに、数が減っていく。続けて平日午前中の枠がすべて埋まった。予約受け付けスタートから10～15分の出来事だった。
　様子見もそこそこに、記者も平日午後の枠に予約を入れた。ひとまず押さえてから、時間帯の切り替えをしている人がいるのだろうか。時折、土日や平日午前中に１枠、２枠と空きができたが、それもすぐに埋まる。個人会場から大規模会場に切り替えた人もいるらしく、個人会場の予約枠が一瞬だけ空くこともあった。
　その後、予約枠は午前９時までにすべて埋まった。市のワクチン予約コールセンターもこの時間、電話が鳴りっぱなしだったという。
　あらかじめいつ打てるか、候補日を複数計画しておかなかったら、予定を再確認している間にすべて埋まっていたかもしれない。
　１回目の予約が入っていることを確認し、胸をなで下ろした。２回目の接種は４週間後の同じ曜日、少し違う時間帯に自動的に予約されるという。スケジュール帳に書き加えた。
　６～７日も午前８時半から、それぞれ18～25日と26日から９月２日の日程分が予約できる。まだまだワクチン接種の予約競争は激しいようだ。
　ほかの東三河４市の人は、それぞれの市のサイトから予約可。
【岸侑輝】