田原の伊良湖岬小 新校舎の完工式

　田原市小塩津町で24日、市立伊良湖岬小学校新校舎の完工式があった。伊良湖岬中学校の跡地。児童１４３人と関係者が出席し、新たな校舎の完成を祝った。
　新校舎は鉄骨２階建てで延べ約３０３０平方㍍。屋内運動場は鉄骨造で、延約９８４平方㍍。総事業費は約16億４７７３万円。
　伊良湖岬小は２０１５年４月に和地、堀切、伊良湖の３小学校を統合して開校し、これまでは旧和地小の校舎を仮使用していた。新校舎の建設候補地は渥美運動公園付近なども挙げられていたが、伊良湖岬中が福江中へ19年３月に統合して閉校したことから、その跡地に新校舎を建設することとなった。児童は９月１日の夏休み明けから新校舎を使用する。
　式には山下政良市長、森下田嘉治市議長、関健一郎衆院議員らがあいさつ。関係者に謝辞を述べ、児童に「元気に学び、健やかに育ってほしい」などと話した。
　杉田哲利校長は「皆さまの思いを胸に、地域の人々にとっても故郷となる伊良湖岬の心の拠点として、今まで以上の学校にしていきたい」と話した。児童会長の澤井瞬さんは「９月からの新校舎での生活が楽しみ。力いっぱい勉強し、遊んで、これまで以上にステップアップしたい」と語った。
【岸侑輝】