木村文さんが豊橋市へ子ども向け詩の絵本寄贈

2021/10/28 00:00(公開)
絵本「ちいさな ちいさな」を手にする木村さん㊧と伊藤部長=豊橋市役所で
 広島県在住のリトアニア語翻訳者木村文さんが27日、子ども向けの詩の絵本「ちいさな ちいさな」57冊を豊橋市に寄贈した。同市とリトアニアは2005年の愛知万博でのフレンドシップ事業をきっかけに交流が続いている。
 初めて詩を読む子ども向けの12点の詩を収録した絵本。人気児童文学作家のマリウス・マルツィンケビチウス氏の作。同国で「最も美しい絵本」最優秀賞を獲得している。木村さんの邦訳を寄贈した。ユニークな挿し絵と、独特の擬音など、子どもが楽しめる言葉を使った文体が特徴だ。
 「日本人があまり行かないようなところへ行きたい」という理由でリトアニアに行き、さまざまな出会いを通して同国が好きになったという。作詩が盛んで、子どもも詩をたしなんでいる。「この詩を読んで子どもたちが気持ちを共有し、15年、30年後に両国の関係強化につながれば」と話した。また駐日リトアニア大使館からの手紙も手渡した。
 絵本の寄贈と手紙を受け取った市文化・スポーツ部の伊藤紀治部長は「木村さんのような人がコーディネートしてくれれば交流が進む。今後もこのご縁を続けていければ」と語った。
 寄贈された絵本は市内各小学校と中央、向山、大清水、まちなかの4図書館に1冊ずつ貸し出し可能図書として置かれる。
【岸侑輝】
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