豊橋の夏目さん79歳で剣道7段合格

2021/12/01 00:00(公開)
七段に合格した夏目さん=豊橋市武道館で
七段に合格した夏目さん=豊橋市武道館で
 豊橋市東田町で司法書士事務所を構える夏目弘善さんが11月、79歳で剣道七段に合格した。合格率は26%で、合格者の大半が70歳以下。年齢を重ねての快挙だ。
 夏目さんは警察官、検察官副検事を経て、司法書士になった。剣道を始めたのは警察官になった1964年で22歳。精進を重ねて83年、41歳で五段になった。
 92年に警察官を辞めて副検事の道に。多忙で稽古が思うようにできなかったが2005年の退官後、本格的に再開した。10年に68歳で六段になった。
 七段の試験は13日に名古屋市枇杷島スポーツセンターであった。全国から695人が受験し、合格したのは181人だった。15回の受験で念願を果たした。
 試験は1分20秒の対戦を2回する。気迫、剣さばき、構えなどの迫力や美しさを審査する。夏目さんは見事に前に出て「面」を決めて合格を引き寄せた。
 七段は「剣道の精義に熟達し、技量秀逸なる者」として評価される。夏目さんは現在も週に4日、豊橋市武道館で1時間から1時間半、稽古している。さらに毎日1万歩を歩き、体を鍛えている。「七段は趣味で剣道をしている人にとっての最高段位。良い先生に恵まれて合格することができ、とてもうれしい。これからも精進を続けます」と話していた。
【竹下貴信】
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