医療・社会福祉法人「さわらび会」は3日、「第44回さわらび文化祭」を豊橋市野依町の福祉村で開いた。施設利用者の発表や、声優を招いたトークショーなどあり、利用者とその家族、地域住民らが楽しいひとときを過ごした。
福祉村には高齢者施設、障害者施設、病院が一つの場所に集まり、さまざまな福祉サービスを提供している。「文化の日」にあわせて各施設が協力して毎年開催している。
「アニメ好き、集まれ」のコーナーでは、声優の福宮あやのさんがアニメ業界の現状などについて説明し、「日本のアニメは世界から評価されているが、それを制作するスタッフの労働環境が厳しいケースがある。この状況を改善するために活動している」などと語った。また施設利用者がリズム運動などをステージで披露したほか、さわらびグループが開発したオリジナルケア食の試食会、VRを活用した認知症体験、バザーなどがあった。17台のキッチンカーが各所に出店し、おいしい食べ物を販売した。
オープニングセレモニーでは、さわらびグループの山本左近CEOがあいさつ。衆院議員や県議らが祝辞を述べた。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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