豊橋・西光寺で12月5~6日に「三河酉の市」 巨大熊手に甲子園出場の豊橋中央を祝う模型も

2025/11/13 00:00(公開)
三河酉の市をPRする戸倉さん㊧と水野さん=東愛知新聞社で
三河酉の市をPRする戸倉さん㊧と水野さん=東愛知新聞社で

 豊橋市大手町の西光寺で、熊手やダルマ、宝船などの縁起物を買って来年の幸運を願う年末の風物詩「三河酉の市」が12月5~6日に開かれる。

 

 三河酉の市は1909年に地元の商店街と西光寺が協力して始まり、今年で116回目を迎える。地域の商店が少なくなったが、昔ながらのにぎわいを今に伝えるために、約10年前には酉の市保存会「一吉講」を設立。現在では町内外の70社が所属し、協賛金を得て運営している。19年には毎年11月の旧暦の酉の日から12月の最初の金曜、土曜に開催日を変更した。

 

 目玉は、豊橋名物やその年の世相を反映したワンポイントをあしらった高さ4㍍の巨大熊手。今年は、豊橋勢では74年ぶりの夏の甲子園に出場した豊橋中央高校を祝う模型が飾られる。]

 

 露店で熊手などの縁起物を購入した人は、「手打ち隊」による「商売繁盛、ますます繁盛、大繁盛!」の威勢の良い掛け声と手拍子による「手締め」を受けられる。地元の新川小学校の児童による「子ども手打ち隊」が参加する時間帯もある。来場した子どもたちにはミニ熊手を使った「お菓子集めゲーム」が無料でできる。

 

 酉の市奉賛会代表の戸倉信一郎さんと保存会会長の水野和也さんは「地元企業など地域が支え、地域の人、子どもたちに楽しんでもらう祭りにしたい。ぜひ足を運んでください」と話した。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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