豊橋公園東側エリア整備・運営事業で豊橋球場解体

2024/10/11 06:00(公開)
解体される豊橋球場

 豊橋市は、多目的屋内施設(新アリーナ)など豊橋公園東側エリア整備・運営事業のため、15日から豊橋球場の解体や周辺樹木の伐採工事を始める。来年3月末まで。

 球場は1948年開設。両翼100㍍、中堅116㍍と公式戦規格で、80年に岩田運動公園内に豊橋市民球場が整備されるまではプロ野球公式戦や高校野球県予選の試合があった。

 アマチュアや学生を中心に多くの試合が開催され、「豊橋まつり」や「炎の祭典」でも会場として使われるなど多くの人に親しまれていた。今年3月に春季東三河高校野球の国府対豊橋商業戦を最後に利用停止となり、現在は新施設整備に伴う発掘調査をしている。

 工事ではスタンドやバックボードを撤去する。午前9時から午後4時まで工事車両が国道1号から公園前道路を走るが、近くの小中学校に配慮し、登校時間帯は工事車両の通行を止め、下校時間帯は警備員が誘導する。

 公園利用者用駐車場は現場事務所設置箇所のほか、11月頃から円形広場周辺と球場側一部などが通行、利用できなくなる。多目的屋内施設整備推進室は「工事車両も同じ道を利用するため、注意してほしい」と呼び掛けている。

 球場は、2029年度に同市神野新田町の「豊橋総合スポーツ公園」B地区に移転する。総合体育館などがあるA地区の南側、少年野球場やサッカー場に隣接するモータープールなど約10㌶の用地を取得し、コンクリート造のメイン球場とサブグラウンド2面などを整備する。メイン球場は隣接地区との動線を踏まえて敷地東側に建て、海岸に近い西側にサブグラウンドを置く。

 メイン球場は公認規格を満たす両翼100㍍、中堅122㍍。本部棟のほか、内野スタンド1300席やナイター照明などを備える。メイン球場に先駆け、25年度中と28年度内でサブグラウンドを完成させる。

工事関係車両の移動経路など
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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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