新城の「皆集庵登り窯」活用法考える

2021/12/21 00:02(公開)
登り窯を見学する参加者=新城市豊岡で(いずれも提供)
登り窯を見学する参加者=新城市豊岡で(いずれも提供)
 新城市宮ノ後の戸田工務店は、市北東部にある「皆集庵登り窯」の利活用を考えるプロジェクトチームを立ち上げた。都市部の他業種で活動する3人をスタッフに採用して新たな視点を取り入れ、PRや体験型イベントを展開する考えだ。
 斜面を利用し、目の前の宇連川の石を使って30年以上前に築かれた窯。2006年に同社が購入、関連団体のNPO法人「奥三河田舎暮らし隊」が管理する。敷地内の建物で陶芸教室も開いていたが、講師が亡くなったため10年近く使われなかった。
 中部経済産業局の「副業兼業人材活用」事業を活用してプロジェクトチームのメンバーを募集。都内の映像作家▽名古屋市の旅雑誌記者▽岐阜県内での観光企画担当者-の3人を採用した。
 オンラインで会議を重ね、今月12日には登り窯で会合を開いた。窯入れ時に夜通しでまきを入れる体験イベントの企画や、敷地内の建物をリフォームして民泊に使うこと、JR飯田線柿平駅近くの立地を生かした利用客増を狙うことを申し合わせた。来年に事業を本格化させる。
 マネジャーの戸田幸志さんは「映像作家が登り窯をPRする動画製作も考えており、作陶家向けにも利用が期待される。都市部の人たちが新城に来て関係人口を増やせれば」と話している。
【安藤聡】
プロジェクトチームのメンバー
プロジェクトチームのメンバー
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