新城で「鳳来寺田楽」

2022/01/04 00:02(公開)
惣田楽を演じる住民ら=新城市門谷の鳳来寺田楽堂で
 新城市門谷の鳳来寺で3日、国指定重要無形民俗文化財の「鳳来寺田楽」があった。地元住民らでつくる田楽衆が豊作や悪霊退散など祈って舞を披露し、大勢の初詣客が見物した。
 3匹の鬼が鳳来寺山の開祖、利修(りしゅう)仙人を守っていたが、仙人が死ぬ際、将来守護神となるよう鬼の首を切って本堂の下に埋めた。その供養のため、毎年正月の3日と14日、田楽を奉仕してその霊を慰めることとしたと記録されている。農民生活と僧の修行、安全祈願が結びつき、室町時代に現在のような形態になったという。1978年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
 本堂前の田楽堂で18人が演じた。28演目あるが新型コロナウイルス感染防止で省略した。「惣田楽(そうでんがく)」では神天子、笛、太鼓、ささらなど10人の役が入り乱れて舞った。今年の作柄について吉凶を占う「弓納」など繰り広げた。
【安藤聡】
見物する参拝客
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