東三河8市町村長が豊橋で新春懇談会

2022/01/08 00:00(公開)
8市町村長が重点施策を説明した新春懇談会=ホテルアークリッシュ豊橋で
 「東三河8市町村長を囲む新春懇談会」(東三河懇話会主催)が7日、「ホテルアークリッシュ豊橋」で開かれた。新型コロナウイルス禍を乗り越えた先を見据えて、来年度の重点施策や将来展望などを語った。
 懇話会の神野吾郎会長のあいさつに続き、前豊橋技術科学大学長の大西隆東京大名誉教授が司会を務めた。国際情勢やコロナ後の社会経済などの変革を踏まえて意見を交わした。
 豊橋市の浅井由崇市長は、この2年間で得たコロナの知見を踏まえて感染対策を徹底し、新たな価値観による停滞した社会経済の回復を掲げた。年末に立ち上げた部局横断プロジェクトチームで東名高速道路スマートインターチェンジ周辺でのまちづくりと、地場産業を生かす「食と農」のプロジェクト推進を掲げた。
 豊川市の竹本幸夫市長は八幡地区でのイオンモールを核とする再開発に伴い「13億円かけて道路改良や市民病院への緊急車両の動線確保などハード事業を効率的に進めたい」とした。保育園の増設を進めながら、将来的な幼稚園と保育園の給食費無償化への土台づくりとして半額無償化を進めていくことも示した。
 蒲郡市の鈴木寿明市長は「ワクチン接種を通じて官民連携が築けたことが財産となった」と振り返った。その上で、昨年の映画ロケなどの効果を示しながらシティーセールスを官民挙げて取り組むとした。
 就任間もない新城市の下江洋行市長は医療や教育改革などの重点施策を掲げた。「市民病院を核に技術革新を生かした健康管理の実証実験を進める奥三河メディカルバレープロジェクトを進めたい」とした。また35人学級を先駆けて実施したい考えも示した。
 田原市の山下政良市長は「サーフタウン構想が具体化する。赤羽根地区での海辺の宿泊施設も整備を進めている。伊良湖町での温泉配湯も4月に始まり、個人向けの温泉スタンドを設ける」と展望を示した。
 設楽町の土屋浩町長は道の駅「アグリステーションなぐら」の改修や設楽ダム建設を生かした観光誘客増を掲げた。東栄町の村上孝治町長は今年9月開所の「診療・保健福祉センター」を拠点に健康福祉のまちづくりや、林業担い手確保を課題に挙げた。豊根村の伊藤実村長は「地域おこし隊を生かした定住促進、過疎地こそ求められるオンライン教育の充実」を掲げた。
【加藤広宣】
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