蒲郡で「カムカム英語」特集、似顔絵展も

　蒲郡市立図書館は、１階展示コーナーで特別展「『カムカム英語』がやって来た」「カムカム似顔絵もやって来た」を開いている。27日まで。
　第二次世界大戦後の日本で広がった英会話運動。１９４６年にＮＨＫラジオで「カムカム英語会話」の放送が始まった。「証城寺の狸（たぬき）ばやし」の軽快なメロディーに合わせ「カムカムエブリボディ」と歌うテーマソングで知られ、リスナーは楽しみながら英語を学んだ。ＮＨＫ連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の放映などで「カムカム英語」が注目されていることから、多くの人に知ってほしいと企画した。
　ホーロー看板など昭和の資料展を開くことで長年交流のある佐溝力さんに協力を依頼。当時使われていたカムカム英語のテキストや関連雑誌約50冊を借り受けた。博物館所蔵のラジオとともに並べている。
　「カムカム似顔絵もやって来た」の企画は、東愛知新聞がきっかけ。展示企画担当の小林久恵さんが似顔絵イラストレーター、内藤勲さんの「カムカムエヴリバディ」似顔絵展の記事を読んで内藤さんに連絡した。
　小林さんは「実物の雑誌を見ることで当時を感じてもらいたい。内藤さんの似顔絵も加わり、明るい雰囲気となっています」と話した。
【林大二朗】