田口高校で北設楽郡の活性化目指す「地域課題解決学習」発表会

　県立田口高校で３日、２年生による「地域課題解決学習」の発表会があった。20人が生活、産業、観光分野で北設楽郡の今後の活性化策を提案した。
　「へき地医療の充実」について、原田隼太朗さん、鏡味雅貴さん、石田清曜さんが調査した。「通院に時間がかかり、東栄医療センターの入院受け入れがなくなる」と課題を指摘、「医療機関までの交通機関を整え、医師が訪問診療しなくてよい環境にすることが必要。そのために地域住民に病気予防を呼びかける」と語った。
　村松李海さん、長谷川三紗さんが特産物ＰＲについて発表した。トマトの魅力を伝えるポスターを作り「農家の話を聞いてキャッチフレーズを考え、暖色系にして温かみを出しました」と説明した。
　伊藤玲皇さん、原田知明さんは奥三河のキャンプ場について「新型コロナウイルス禍でアウトドアに注目が集まる。奥三河の木材を使ってアスレチック施設を整備しては」と主張した。またキャンプグッズの使い方を紹介する動画配信を提案した。
　設楽町、東栄町、豊根村のまちづくり担当職員が参加した。
【安藤聡】