豊橋・さくらピアで「3・11を忘れない集い」

2022/03/12 00:00(公開)
石野主査による防災講話=いずれもさくらピアで
石野主査による防災講話=いずれもさくらピアで
 東日本大震災発生から11年。豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」で11日、追悼、復興祈念の行事「さくらピア 3・11を忘れない集い」があった。館利用者ら21人が防災講話を聞いた。
 東北支援バザーや防災頭巾作り、映画上映など、被災地を思うとともに当地の防災を考えようと、毎年異なるテーマで開く。今回は出前講座を企画、新型コロナウイルス感染予防で人数制限をして実施した。
 全員で被災者へ黙とうをささげた後、指定管理者の豊橋障害者(児)団体連合協議会から山下徹会長があいさつ。市防災危機管理課啓発グループの石野喜崇主査が「今すぐ防災!災害まったなし」と題して話した。
 石野主査は東日本大震災被災地などへの派遣経験を語りながら、近年の国内の災害発生状況や特徴、豊橋市民が警戒すべき南海トラフ地震などについて説明した。
 避難所の運営や問題点も紹介し、今後の課題として避難所要員への実践的な訓練や自主防災組織の意識向上、避難所の啓発を挙げた。「『まずは自分や家族のみを守ること』『避難場所の確認』『隣近所での協力体制を』の3点が重要。ぜひ、今できることをやって」と呼びかけた。
 同館職員による救急手ぬぐいを使った「応急手当ワンポイントレッスン」もあったほか、閉会後は参加者を含む全館利用者と職員の計約50人による避難訓練を実施。各自が避難経路を確認しながら建物前の桜ヶ丘公園に移動した。
【田中博子】
救急手ぬぐいを使った応急手当のレッスン
救急手ぬぐいを使った応急手当のレッスン
公園に避難する利用者ら
公園に避難する利用者ら
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 光生会 蒲郡信用金庫 藤城建設 さわらび会 住まいLOVE不動産
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国