新城・桜淵公園の再整備完了で一般開放

2022/03/13 00:00(公開)
駐車場わきに設けられた案内板もリニューアル。傍らでは早咲きの桜も咲く=いずれも新城市の桜淵公園で
駐車場わきに設けられた案内板もリニューアル。傍らでは早咲きの桜も咲く=いずれも新城市の桜淵公園で
 新城市が豊川(とよがわ)左岸で進めていた桜淵公園の再整備工事が完了し、12日に一般開放された。右岸を含めて2019年から続けてきた工事も終わり、段差や手すりをつけてバリアフリー化に努めた。子どもから高齢者まで誰もが楽しめる公園に生まれ変わった。
 豊川(とよがわ)の両岸一帯の広さ2517㌶で、1969年に県立自然公園に指定された。桜は1662(寛文2)年に当時の新城城主菅沼定実が植樹したのが始まりとされ、春には1000本以上が咲き誇る。「三河の嵐山」と呼ばれる。
 開放したのは左岸側の駐車場と中央舗装広場、散策路。木かげプラザ前駐車場は舗装されて160台分を確保したほか、グラウンド沿いや園内には散策用の舗装路、笠岩橋近くに多目的広場を整備した。
 のどかな天気となった同日は家族連れらが大勢訪れた。豊川市から来た女性は「駐車場で砂ぼこりが舞っていたのを覚えている。きれいになって素晴らしい。あとは桜が咲くのが待ち遠しい」と話した。
 再整備では、07年度に休止し、その後廃止された「市民いこいのプール」(約8600平方㍍)の跡地利用と、バリアフリーの課題解決に取り組んだ。舗装されていない駐車場、車椅子やベビーカーが利用できないなどの問題があった。笠岩橋の右岸▽同左岸▽県道豊橋乗本線南側-の三つのゾーンに区分けして進め、19年度にプール跡地に大芝生広場、20年度は右岸側の笠岩橋近くに全長158㍍のデッキスロープを設けた。
【安藤聡】
グラウンドと大芝生広場を結ぶ手すり付きの階段
グラウンドと大芝生広場を結ぶ手すり付きの階段
中央舗装広場
中央舗装広場
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